「カード決済そのものでUSDの還元を受け取りたい」ならKASTです。無料のStandardでも1.5%のUSDキャッシュバックが付き、Premiumで2%、Privateで3%に上がります(いずれも月間の対象決済額に上限あり)。一方RedotPayは、2026年8月31日時点の公式ヘルプセンターを見るかぎり標準カードに常設のパーセンテージ還元がありません。3%還元は月12.90ドル(年129.00ドル)の有料サブスクリプション「RedotPay Pro」の特典で、しかもApple Pay・Google Payでの決済のみ・上限は月18ドルです。還元を主目的にするならKAST、カード発行とアプリ操作の分かりやすさやApple Payまでの導線を重視するならRedotPay、という整理になります。
2026年6月時点から変わった主な点:(1)KASTのキャッシュバックは会員ティア制に整理され、月間上限が設けられました。(2)KAST Pointsのトークン化は公式に撤回され、現在は会員権との交換が主な使い道です。(3)KASTの0%FXプロモーションは2026年8月31日で終了し、9月1日以降は通常のFX手数料に戻っています。(4)RedotPayの3%還元はProの特典として2026年6月に切り出されました。(5)KASTはUSD残高に報酬が付く「KAST Reserve」を2026年8月20日に開始しました。
画面で見る比較ポイント
KASTとRedotPayはどちらもステーブルコイン利用者向けですが、発行費、対応国、物理カード、FX/ATMの確認画面が異なります。とくに還元は表示場所が違い、KASTは会員ページ、RedotPayはRedotPay Proの案内ページを見ないと条件が分かりません。

比較記事では、片方だけでなく両方の公式告知を同じ日付で見てください。
この比較で完了すること
KASTとRedotPayの比較では、両方の公式画面を同じ日付で見て、還元条件、発行費、ステーブルコイン入金、物理カード、FX/ATM手数料を揃えて比べます。
比較表だけで決めず、各カードの公式画面で対応国、費用、還元、入金方法を同じ順番で見ます。
月5万円、ATM利用、年会費回収ライン、税金記録の手間を自分の使い方に置き換えます。
条件が合うカードは公式画面へ進み、迷う場合は診断かカード別記事一覧で候補を絞ります。
カードの見た目と立ち位置
KASTとRedotPayの比較表
| 項目 | KAST Card | RedotPay |
|---|---|---|
| 向いている人 | USDT/USDCをカード支払いに使い、決済そのものでUSD還元も受け取りたい人 | カード発行とアプリ操作、Apple Pay/Google Payまでの導線を重視する人 |
| プランと年会費 | Standard 無料 / Premium 年1,000ドル / Private 年10,000ドル。いずれも年払い | カード自体に年会費の案内なし。還元が欲しい場合は任意サブスクのRedotPay Pro(月12.90ドル / 年129.00ドル) |
| 還元(2026年8月時点) | カード還元1.5%(Standard)/ 2%(Premium)/ 3%(Private)、USDで受け取り。KAST Pointsは有料プランのみ(+1% / +2%)。月間の対象決済額に上限あり | 標準カードに常設のパーセンテージ還元は無し。ポイントは抽選チケットへの交換用で12か月程度で失効・現金化不可。3%はRedotPay Proの特典で、Apple Pay/Google Pay決済のみ・月18ドル上限 |
| 費用の見方 | 物理カード本体はStandardも無料だが送料40ドル。非USD決済のFXは0.5〜1.75%。ステーブルコイン入金0%、非ステーブルの自動変換は2〜5%(公式ヘルプには2〜7%の表記もあり) | Virtual Card 10 USD、Physical Card 100 USD(残高から引き落とし)。暗号資産変換1%、カード通貨以外での引き出し1.2%、クレジット/デビットカード入金3%(最低1 USD) |
| 物理カード/ATM | ATMは3 USD+2%。公式ヘルプでは1回250 USDまで、24時間で3回または750 USDまでと案内 | ATMはHKDカードが一律2%、USDカードは月10,000 USDまで2%・超過分3%。カード通貨以外なら1.2%が加算 |
| 注意点 | 還元の月間上限とプラン年会費の回収ライン。0%FXプロモーションは2026年8月31日で終了。KAST Pointsのトークン化は公式に撤回済み | 還元を得るにはPro課金が前提。一部加盟店で1.5%(最低0.50 USD)の追加手数料。5 USDのサインアップ特典はカード発行費には使えない |
| 5万円決済の見方 | 非USD決済ならFX 250〜875円相当。Standardの1.5%還元(750円相当)を差し引いて評価 | 暗号資産変換1%+カード通貨以外1.2%が両方かかるケースなら1,100円相当。標準カードでは差し引く還元がない |
| 300 USD ATM | 1回250 USDまでのため2回に分ける必要があり、3 USD×2+2%で12 USD。非USDならFXも加算 | 米ドルカードは月10,000 USD以下なら2%で6 USD、超過分は3% |
具体的な利用シミュレーション
KAST Standardは年会費0ドルで、物理カード本体も無料ですが、40ドルの送料がかかると公式ブログで案内されています。RedotPayはVirtual Card 10 USD、Physical Card 100 USDの申請費用で、発行時に残高から差し引かれます。なお登録時の5 USDサインアップ特典はカード発行費には使えず、カードが有効になった後の買い物にのみ使えると公式ヘルプに明記されています。
KASTの非USD決済FXは0.5〜1.75%なので250〜875円相当。ここからStandardの1.5%還元(750円相当)が戻るため、実質負担は差し引きで見ます。RedotPayで暗号資産変換1%と非カード通貨決済1.2%が両方かかる想定では1,100円相当で、標準カードには差し引く還元がありません。RedotPay Proに入っていてもApple Pay/Google Pay経由の決済でなければ3%還元の対象外です。
KASTは公式ヘルプで1回あたり250 USDまでと案内されているため、300 USDは2回に分ける必要があります。3 USDの定額が2回かかるので合計12 USDです(24時間で3回または750 USDまでの上限もあります)。RedotPayの米ドルカードは月間10,000 USD以下なら2%なので6 USD、超過分は3%です。ただし現地ATM手数料や、カード通貨以外での引き出しに1.2%が上乗せされると差は縮まります。
RedotPayの主流クレジット/デビットカード入金は標準3%(最低1 USD)の案内です。KASTはステーブルコイン入金0%ですが、非ステーブルコインは自動変換手数料がかかります。この率について公式の表記は揺れており、料金解説ページでは「2〜5%(トークンにより変動)」、ヘルプ記事では「2〜7%」となっています。どちらの表記でも、非ステーブルコインで入れるほど不利になる点は変わりません。
選び方
USDT/USDC中心で、無料のStandardでも1.5%のUSD還元を受け取りたい人。有料プランは還元率の差(2%/3%)が年会費を上回る決済額かどうかで判断します。
バーチャルカード発行、KYC、Apple Pay、ATM利用までアプリ中心に確認したい人。還元は標準では付かないため、必要ならRedotPay Proの月18ドル上限が課金額に見合うかを先に計算します。
海外カードは対応国とKYC条件が変わるため、申込直前の確認が必須です。どちらも「対応国の一覧」ではなく「非対応・制限国の一覧」を公開する形で、2026年8月31日時点でどちらのリストにも日本は含まれていません。KAST側は、登録時に自国を選べない場合はその地域で未提供という案内になっています。
ステーブルコインでも税務記録は必要
ステーブルコインは価格変動が小さい設計ですが、交換や売却が発生する場合は履歴を保存しておく必要があります。決済日時、数量、レート、手数料、カード明細を同じ月次フォルダで管理すると安全です。
2026年に入って変わった点(終了済みの制度を含む)
KAST Pointsのトークン化は撤回されました。KASTの公式ページ(2026年8月4日更新)には「ポイントについて標準的なトークンローンチを計画することはもうありません」と明記されています。現在のポイントの使い道は会員権への交換で、25,000ポイントでPremium、250,000ポイントでPrivateと交換できると案内されています。KASTは2026年第4四半期に「トークンではない経済的参加の枠組み」を目指すとしていますが、法務・規制上の確認や取締役会の承認が前提で、実施は確定していません。ポイントを換金価値と決め打ちしない方が安全です。
KASTの0%FXプロモーションは2026年8月31日で終了しました。公式のプロモーション一覧では、期間は2026年6月1日〜8月31日と表示されています。仕組みも「決済時に手数料が無料になる」のではなく、対象取引に一度FX手数料が課された後、サイクル終了後にクレジットとして返る後払い方式で、対象者・対象取引・上限が規約で限定されていました(上限は利用者ごとではなく対象者全体に対して先着で適用されると案内されています)。9月1日以降の非USD決済は、通常の0.5〜1.75%のFX手数料で見積もってください。
KAST Reserveが2026年8月20日に始まりました。USD残高に対する報酬で、導入時のレートはStandardが6%、Premiumが最大9%(残高50,000ドルまで)、Privateが最大12%(同200,000ドルまで)、上限を超えた分は6%と案内されています。この優遇レートは2027年6月30日、または総額1億ドルに達した時点のいずれか早い方で終了し、終了後はStandard 4%・Premium最大6%・Private最大8%になる予定です。KASTは公式に「Reserveの報酬は利息・APY・利回り・投資リターンではない」「預金保険の対象ではなくリスクがないわけでもない」と明記しています。会員ページに出てくる50,000ドル・200,000ドルという数字は、キャッシュバックの上限ではなくこのReserveの残高上限です。
RedotPayの3%還元はProの特典に切り出されました。2026年6月12日に案内されたRedotPay Proは月12.90ドル(年129.00ドル)で、3%還元はApple PayとGoogle Payでの決済のみが対象、上限は月18ドル、受け取りはUSDsで今後のカード決済にのみ使えるとされています。月額プランはバーチャルカード発行費10ドルの免除、年額プランは物理カード発行費100ドルの免除に加えて月1,000ドルまでのATM手数料無料とRedotPay Earnの+1%APYが付きます。Proに入らない標準カードには、常設のパーセンテージ還元はありません。
終了済み: 当サイトが以前参照していたKASTのMatchdayキャンペーンとFoodpandaキャッシュバックは、いずれも終了しています。2026年8月31日時点で公式のプロモーション一覧に掲載されているのは、Apple Pay/Google Pay導入(8月14日〜9月30日)、紹介プログラム(8月14日〜9月30日)、SEPA入金キャッシュバック(8月21日〜9月30日)、LATAM限定のアンバサダープログラムです。各キャンペーンの金額・上限・対象者は規約側に書かれているため、参加前に規約本文を確認してください。
よくある質問
RedotPayは何パーセント還元されますか?
2026年8月31日に公式ヘルプセンターを確認した時点では、RedotPayの標準カードに常設のパーセンテージ還元はありません。決済・紹介・アプリ内ミッションで貯まるポイントは抽選チケットへの交換に使う設計で、獲得からおよそ12か月で失効し、現金化・譲渡・売買はできないと明記されています。3%還元は有料サブスクリプションのRedotPay Pro(月12.90ドル/年129.00ドル)の特典で、Apple PayとGoogle Payでの決済のみが対象、上限は月18ドルです。
KASTの還元に月間の上限はありますか?
あります。KASTのカード還元はStandardが1.5%、Premiumが2%、Privateが3%で、KASTが2026年5月に公表した案内では対象となる月間決済額の上限がStandard 2,000ドル、Premium 10,000ドル、Private 40,000ドルとされています。公式のリワード規約にも、還元率と月間上限は会員ティアごとに定められると記載があります。公式の会員ページにある50,000ドル・200,000ドルという数字は還元の上限ではなく、USD残高に報酬が付くKAST Reserveの残高上限です。
比較するときに最初に見るべき項目は何ですか?
公式サイトまたは公式アプリで、対応地域、カード発行費、年会費、為替手数料、ATM手数料、Apple PayやGoogle Pay対応、還元条件、入金方法を同じ利用額で見ます。還元は「率」だけでなく「月間上限」と「受け取り形式」まで揃えて比べると差が分かります。
比較後に保存しておくべき記録は何ですか?
申込前に確認した公式料金ページ、カード階層、キャンペーン条件、入金履歴、カード明細、キャッシュバックやポイント付与履歴、問い合わせ番号を保存しておくと、後日の確認や税金整理で使いやすくなります。
公式情報とアプリ表示が違う時はどちらを優先しますか?
申込、入金、決済、還元の直前は公式サイトまたは公式アプリの最新表示を優先します。当サイトの解説は確認順の整理として使い、最終判断は公式画面で行ってください。
公式ソース
以下は2026年8月31日に確認した公式ページです。数値は各社の更新で変わるため、申込直前は必ず公式画面をご覧ください。